【釣り人必見】津本式ってなに?魚の常識が変わる「究極の血抜き」を徹底調査

津本式の血抜きを行っている画像 タックル・道具

せっかく船や堤防で良い魚を釣ったのに、「家に持ち帰って食べたら少し生臭かった」「数日寝かせたら味が落ちてしまった」という経験はありませんか?

釣り人にとって、「いかに美味しく魚を持ち帰るか」は、釣果と同じくらい重要なテーマですよね。

昨今、釣り業界や料理人の間で革命的と言われているのが「津本式・究極の血抜き」です。

「名前は聞いたことあるけど、普通の血抜きと何が違うの?」

「専用の道具がないとできないの?」

そんな疑問を持つ方のために、今回は津本式について徹底調査しました。この記事を読めば、津本式の仕組みからメリット、そして導入のハードルまでが分かります。あなたの釣った魚が、お店で食べるような高級魚の味に変わるかもしれません。


津本式(究極の血抜き)とは何か?

魚の血管と神経の位置関係図解

結論から言うと、津本式とは「水圧を使って魚の体内の血を100%近く除去する仕立て技術」のことです。

宮崎県の長谷川水産に所属する津本光弘氏が考案したことから「津本式」と呼ばれています。

従来の「血抜き」との決定的な違い

通常の釣り場での血抜きは、エラや尾を切って海水につけ、心臓のポンプ作用や重力で血を抜きます。しかし、これだけでは毛細血管に血が残りやすく、そこから腐敗や生臭さが始まってしまいます。

一方、津本式は「ホースや専用ノズルからの水圧」を利用します。血管の中に水を送り込み、その圧力で体内の血液を強制的に押し流すのです。

ポイント

津本式は単なる血抜きではなく、「魚の血管内を洗浄する」技術と言えます。


なぜ「究極」なのか?得られる3つのメリット

 津本式処理と通常処理の身の色の比較

なぜこれほどまでに注目されているのでしょうか。調査の結果、以下の3つの大きなメリットがあることが分かりました。

1. 圧倒的に生臭さが消える

魚の臭みの主な原因は、残った血液が酸化・腐敗することにあります。津本式で血液を完全に抜くことで、魚本来の旨味だけが残り、驚くほどクリアな味になります。写真の2つの切り身を比較していただくと、血抜きの切り身の方が美味しそうに見えるかなと思います。

2. 長期熟成(エイジング)が可能になる

血液(腐敗の原因)を取り除くことで、魚の日持ちが劇的に伸びます。

通常なら数日で傷んでしまう魚でも、津本式で処理して適切に保存すれば、1週間、場合によっては1ヶ月近く「熟成」させることが可能になります。ただ、長期熟成に関しては保存する温度も重要になってきます。

3. 内臓やウロコの処理が楽になる

水圧で内臓周りの血や汚れも押し流せるため、帰宅後のキッチンでの処理が衛生的で楽になります。


具体的にどうやるの?必要な道具と手順

「専用の機械が必要なんでしょ?」と思われがちですが、実は家庭や個人の釣り人でも導入可能です。

必要な道具

最低限必要なのは以下のアイテムです。

  • 津本式ノズル: 様々な太さがあり、魚のサイズに合わせて使い分けます。
  • 水圧ポンプ(または水道ホース連結具): 水圧を生み出すために必要です。船上で行うためのポータブルポンプも販売されています。
  • ハサミ・ナイフ: エラや尾を切断するため。

基本的な手順(簡易フロー)

  1. 脳締め: ピックなどで脳を破壊し、魚を絶命させる。
  2. エラ膜・尾の切断: 水の入り口と出口を作る。
  3. 神経締め: ワイヤーや水圧で脊髄神経を破壊・除去する(死後硬直を遅らせる)。
  4. 動脈からの注水: ここが核心! 腎臓付近の動脈にノズルを当て、水を送り込んで全身の血を押し出す。
  5. 脱水・保存: 余分な水分を拭き取り、空気に触れないようパックして寝かせる。

参考: 津本式.com(公式サイト)


津本式以外の「締め方」との比較表

釣り場での処理方法として、他の方法とどう違うのか整理しました。

締め方難易度血抜きレベルおすすめのシーン
氷締めアジやイワシなどの小魚を大量に釣った時
通常の活け締め中型魚以上。その日〜翌日に食べる場合
津本式高(完全)中〜大型魚。数日寝かせて熟成させたい時

手返しよく釣りたい時は「氷締め」、大物が釣れたら「津本式」など、状況に合わせて使い分けるのがスマートな釣り人と言えるでしょう。


よくある質問(FAQ)

Q1. 家庭の水道でもできますか?

A. はい、可能です。

家庭の水道ホースに連結できる専用のアダプターやノズルが販売されています。ただし、マンションなどで水圧が極端に弱い場合は、効果が薄れる可能性があります。

Q2. どんな魚にも使えますか?

A. 基本的にはどの魚にも有効です。

特に、血合いの多い青物(ブリ、カツオなど)や、熟成させると旨味が増す白身魚(タイ、ハタ、アマダイなど)で効果を実感しやすいです。身が柔らかすぎる魚は水圧の調整が必要です。

Q3. 失敗することはありますか?

A. 最初は「身割れ」に注意が必要です。

水圧が強すぎたり、ノズルの位置が悪かったりすると、身に水が入って水っぽくなったり、身が割れてしまうことがあります。慣れるまでは練習が必要です。


まとめ:津本式で「釣る楽しみ」と「食べる楽しみ」を最大化しよう

今回は、釣り人の間で話題の「津本式・究極の血抜き」について調査しました。

  • 津本式とは: 水圧を使って血管内を洗浄する技術。
  • メリット: 生臭さが消え、長期熟成が可能になる。
  • 道具: 専用ノズルがあれば、家庭でも実践可能。

最初は少しハードルが高く感じるかもしれませんが、この技術を習得すれば、「自分で釣った魚が、高級寿司店を超える味になる」という体験ができるはずです。

まずは専用ノズルを一つ手に入れて、次回の釣行で試してみてはいかがでしょうか?

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