【一眼レフ】玉ボケの原理とは?キラキラした丸ボケの作り方と撮影のコツを徹底解説

おもしろいことまとめ

イルミネーションや木漏れ日が、背景でキラキラと輝く幻想的な写真。 「どうすればあんなに綺麗な丸い光が撮れるの?」と思ったことはありませんか?私はよくInstagramで流れてくる写真を見て思います。(笑)

あのような光の丸は、通称「玉ボケ(丸ボケ)」と呼ばれます。実はこれ、高い機材がなくても「ある法則」を知っていれば誰でも簡単に撮ることができるようです。原理を知ることは、今後のスキル向上に繋げられます。

この記事では、玉ボケができる光学的な原理から、実際に一眼レフやミラーレスカメラを使って美しい玉ボケを作るための具体的な設定・テクニックまでを初心者の自分でも分かるように説明します。

仕組みを理解して、共に写真表現をワンランクアップさせましょう!

玉ボケの原理解説

玉ボケ(丸ボケ)とは?

玉ボケとは、写真の背景(または前景)にある光源や反射光が、ピントが合わずにボケて「丸い形」になって写る現象のことです。

主にイルミネーション、水面の反射、木漏れ日などの「点光源」を撮影した際に発生します。写真に華やかさや幻想的な雰囲気を加えることができるため、ポートレートや風景写真で非常に人気の高い表現手法です。

なぜ光が丸くなる?玉ボケができる原理

なんとなく設定を変えるのではなく、原理を知ると応用が効くようになります。少しだけ光学の話をします。

玉ボケは「錯乱円」という現象

カメラのレンズは、ある一点(被写体)から出た光をセンサー上の一点に集めることで「ピントが合った」像を作ります。

しかし、ピントが合っていない位置(背景など)にある点光源からの光は、センサー上では一点に収束せず、広がりを持った円として記録されます。

これを専門用語で「錯乱円(Circle of Confusion)」と呼びます。

この広がりが、私たちが写真で見る「玉ボケ」の正体です。ピント位置から離れれば離れるほど、光の収束点はズレるため、この円(ボケ)は大きくなります。

絞りの形がボケの形になる

玉ボケの形は、レンズの中にある「絞り羽根の形」がそのまま投影されます。

  • 絞り開放(F値最小): 絞り羽根が収納され、光の通り道が円形になるため、ボケも「真ん丸」になります。
  • 絞り込む(F値大): 絞り羽根が閉じてくると、多角形(6角形や9角形など)になります。この状態で撮ると、玉ボケもカクカクした多角形になります。

つまり、きれいな「丸い」ボケを作るには、レンズの通り道を円形に保つこと(=絞りを開くこと)が重要になります。

ピント面から外れた光は円形に広がる。絞りの形がそのままボケの形になる。

原理からひも解く玉ボケの撮影テクニック

きれいな玉ボケを作る4つの条件

原理が分かったところで、実際に撮影するための4つのポイントを紹介します。

要素設定・条件理由
① F値(絞り)小さくする(開放寄り)絞りの形を円形にし、ボケを大きくするため
② 焦点距離長くする(望遠側)望遠のほうがボケが大きくなる特性があるため
③ 光源点光源を探す強い光の粒(イルミや反射)が玉ボケの素になる
④ 距離感被写体は近く、背景は遠くピント面との距離差があるほどボケは大きくなる

F値を小さくする(開放にする)

カメラを「Aモード(絞り優先)」にして、F値を一番小さい数字(F1.8やF2.8など)に設定しましょう。これによりボケが最大化され、形もきれいな円になります。

焦点距離を長くする(望遠を使う)

ズームレンズを使っている場合は、一番望遠側(テレ端)を使ってください。広角レンズよりも望遠レンズのほうが、光学的にボケを作りやすくなります。

点光源を見つける

玉ボケの材料となる「キラキラしたもの」を探します。

  • 晴れた日の木漏れ日
  • 川面の反射
  • 街灯や車のライト
  • クリスマスイルミネーション

被写体と背景の距離を離す

これが一番重要です。「手前の被写体(ピントを合わせるもの)」と「背景の点光源」の距離をできるだけ離してください。距離が離れるほど、原理で解説した「錯乱円」が大きくなります。

距離感とF値の設定で、玉ボケの大きさは劇的に変わる。

玉ボケの失敗例と対策(レモン型・年輪ボケ)

撮影に慣れてくると、綺麗な丸にならないことに気づくかもしれません。代表的な現象を紹介します。

  • レモン型ボケ(口径食)
    • 現象: 画面の端に行くほど、ボケがレモンのような形に潰れる現象。
    • 原理: レンズの鏡筒(枠)によって光の一部が遮られるため発生します。
    • 対策: 少しだけF値を絞ることで改善される場合がありますが、ある程度は「レンズの味」として楽しむのも一つです。
  • 年輪ボケ
    • 現象: 玉ボケの内側に、玉ねぎの断面のような同心円状の筋が見える現象。
    • 原理: 非球面レンズの加工精度(研磨の跡)が影響しています。
    • 対策: レンズの特性によるため撮影技術での回避は難しいですが、グレードの高いレンズを使用すると軽減されます。
レンズの特性によって、ボケの質(形や内部の美しさ)が変わる。

まとめ

玉ボケは、偶然撮れるものではなく、「光学的原理」と「距離感」をコントロールして作るものなのが分かっていただけたと思います。

今回のポイント:

  1. 玉ボケの正体は、ピントが外れて広がった光(錯乱円)。
  2. F値は開放(数字を小さく)にする。
  3. 望遠レンズを使い、被写体に近づき、背景を遠ざける。

まずは、晴れた日の公園の木漏れ日や、夜の街明かりを使って練習してみてください。私のおすすめは夜景です。簡単にボケ写真が撮れますからね(笑)

原理を理解した上でファインダーを覗けば、今まで背景の一部でしかなかった「光」が、写真の主役級のアクセントに見えてくるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました